中国のSNSでは「毒ヘビの攻撃から小さな飼い主を守った犬」の動画が話題だ。
中国メディアによると、「事件」は先月29日、広東省恵州市で起きた。
この日の夕方、犬の飼い主の女性は、息子と共に、愛犬を連れて街中を散歩していた。子供と犬が追いかけっこをして遊んでいると、突然どこからか毒ヘビが現れ、子供の足によじ登ってきたのだ。
この大ピンチの事態を見たワンちゃんは、すぐに駆け寄って子供を噛もうとしていた蛇に噛みつき、蛇を子供の体から離した。しかし、そのせいでワンちゃんはヘビに噛まれてしまった。
重傷を負ったワンちゃんは「自分の命はもう長くない」と限界を感じたのか、帰宅後、庭の隅に穴を掘り、その穴の中に入って横たわり、死が訪れるのを静かに待ったという。
ワンちゃんの異変に気付いた飼い主は、さっそく愛犬を動物病院に連れて行き、救急処置を開始するが、病院に着いた時のワンちゃんはすでに瀕死の状態だったという。幸いなことに、3日間の治療を経て、いまは順調に快復へ向かっているという。
報道によると、ワンちゃんに噛みついた蛇は、人家付近にも生息する猛毒を持つ「アマガサヘビ」だという。毒の回りが他の毒ヘビに比べて早い上に、痛みを伴わないので手遅れになることも多いという。
この感動的な話がSNSで拡散されると「すばらしい!」「ヒーロー犬」「忠犬」「子供の命の恩人だ」といった称賛の声が殺到。なかには「きっとワンちゃんはこの家に恩返しに来たんじゃないか?」という人も。
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