(shutterstock)

マスクの効果と政策 科学的根拠と日本政府の見解

新型コロナウイルス対策としてのマスク着用の効果については、科学界でも意見が分かれているが、日本の厚生労働省はマスクの感染予防効果を支持している。武見厚生労働大臣は、7月26日の記者会見で、マスク着用が新型コロナウイルスの感染拡大を抑制する有効な手段であるとの立場を強調している。

2020年に発表されたコクランレビューでは、マスクの感染予防効果に明確な結論が出ていないと報告された。また2021年のアメリカ下院公聴会ではアンソニー・ファウチ前米国立アレルギー感染症研究所所長が、マスクの効果に確固たる科学的根拠があるとは言えないと述べている。しかしながら、日本政府は異なるデータを基にマスクの推奨を続けている。

武見厚生労働大臣は、マスク着用率が10%上昇することで流行の制御が大幅に容易になる米国の研究などを引用し、マスク着用がコミュニティレベルで新規感染者数や死亡者数の減少に寄与することを強調した。

▶ 続きを読む
関連記事
カントリー音楽の女王ドリー・パートンの生涯と功績を振り返る追悼記事。アパラチアの貧しい生い立ちからスターダムを駆け上がり、数々の名曲や慈善事業を通じて多くの人々に愛され続けた彼女の軌跡を紹介する
日本で高齢者を助ける通行人に「助けちゃだめ」と叫ぶ中国人観光客の動画が再拡散。南京彭宇事件や最近の賠償トラブルから、中国で人助けをためらう社会不信の背景を追う
フランスとサウジアラビアは、パリ近郊に3つの大型テーマパークを整備する計画で合意した。投資額は60億ユーロで、このうち1つは「ドラゴンボール」がテーマ。約2万2千人の雇用創出を見込む
「極端な気象が増えた」は思い込み? 気候学者クリスティ氏が過去100年のデータを除外なしで徹底再検証。浮き彫りになったのは、従来の説を覆す意外な事実と、データ処理の裏に隠された「もう一つの現実」だった
米中のAI競争が、モデル性能や計算能力から軍事・宇宙分野へ広がっている。半導体、電力、人型ロボット、自律システムを巡る両国の強みと弱み、AI軍備競争の次の主戦場を専門家が分析する