横浜グリーンエクスポ2027へ超党派議連設立 旧米軍通信施設跡で37年ぶりA1国際園芸博

2026/09/17 更新: 2026/09/17

2027年3月に横浜市で開幕する「2027年国際園芸博覧会(GREEN×EXPO 2027、横浜グリーンエクスポ)」を支援する超党派の国会議員連盟が9月16日、東京・永田町の衆議院第一議員会館で設立総会を開いた。約200人の国会議員が参加し、高市早苗首相も出席して博覧会の成功に向けた協力を呼びかけた。

旧上瀬谷通信施設跡を会場とする37年ぶりの最上位A1クラス園芸博に向け、認知度向上、1500万人の参加目標、会場アクセスの確保が焦点となる。

高市首相はX(旧Twitter)への投稿で、博覧会について、花と緑、食と農の魅力を発信する場であるとともに、日本の環境技術を紹介する機会にもしたいとの考えを示した。成長戦略にもつなげる方針である。

2027年3月開幕 37年ぶりの最上位A1国際園芸博

横浜グリーンエクスポは、2027年3月19日から9月26日まで、横浜市瀬谷区と旭区にまたがる旧上瀬谷通信施設の一部で開かれる。会場の面積は約100ヘクタールで、テーマは「幸せを創る明日の風景」である。

国際園芸家協会(AIPH)の承認と博覧会国際事務局(BIE)の認定を受けた、最上位の「A1クラス」の国際園芸博覧会である。日本でこのクラスの博覧会が開かれるのは、1990年の「国際花と緑の博覧会(大阪花の万博)」以来37年ぶりとなる。

主催者は、ICTを活用した参加も含め、1500万人の参加を目標としている。全47都道府県や政令指定都市を含む自治体のほか、各国や国際機関も参加を予定している。

旧上瀬谷通信施設跡を活用 冷戦期の通信拠点から花と緑の会場へ

会場となる旧上瀬谷通信施設は、戦前は旧日本海軍の倉庫用地だった。戦後、米軍に接収され、冷戦期には通信傍受に関わる施設として使われたとされる。

施設は2015年6月に日本へ全面返還された。約242ヘクタールに及ぶ返還地は、横浜市内では過去最大である。その一部を活用し、博覧会の会場を整備する。

会場アクセスと交通対策 開幕まで半年の焦点

議員連盟の設立には、博覧会の認知度を高める狙いがある。開幕まで半年となるなか、来場者目標の達成に向け、国内外への情報発信を強化できるかが課題となる。

会場は横浜市の郊外にあり、最寄り駅から会場までの交通手段の確保も課題である。神奈川県は会期中の混雑緩和や交通の円滑化に向け、協力企業・団体の登録を始めている。

議員連盟では、神奈川5区選出の坂井学衆院議員が幹事長に、同19区選出の草間剛衆院議員が事務局長に就いた。総会には小泉進次郎防衛相や、国際園芸博覧会担当相の金子恭之氏も出席した。

議員連盟が、博覧会の認知度向上や交通対策などにどこまでつなげられるかが、今後の焦点となる。

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