シンプルな暮らしでつまずきやすい7つの落とし穴

今から3年あまり前、私と妻は、私たちの生活があまりにも忙しすぎるという結論に至りました。

私たちは、人との関係に向き合う時間や味わう時間、そして自分たちにとって本当に大切なことを意図的に追求する時間を、もっと持ちたいと望んでいました。人生のある分野は、与えられた時間いっぱいまで必ず膨張し、その結果、常に追われているような感覚に陥ってしまうのだと感じていたのです。

こうして、必要不可欠でもなく、心から楽しんでいるわけでもないものを、生活から取り除いていく長い旅が始まりました。もう必要のない余分な衣類、電子機器や小型機械、道具といった物理的な散らかりを手放しました。同時に、精神的な散らかりも取り除いていきました。肥大化しすぎた期待、他人との役に立たない比較、そして本当の価値観から私たちを遠ざける欲求です。

その結果として得られたのは完璧な生活ではありませんが、心から楽しめる人生です。私たちは、当初に思い描いていた家族のビジョンに向かって、大きく前進することができました。

その一方で、道の途中では多くの間違いも犯しました。

よりシンプルな生活への最善の道を探る中で、私たちは試行錯誤を通じて多くを学びました。中には、自分たちの性格に合うものを見極める過程で避けられなかった間違いもありましたが、明らかな行き止まりだったものもありました。

もしあなたが、これからシンプルな暮らしへの旅を始めようとしているなら、間違いを恐れないでほしいと思います。進みながら考え、調整していく姿勢こそが、まさに必要なものだからです。
 

私たちが犯した、シンプルな暮らしにおける7つの大きな間違い

私たちが途中で経験した間違いを知ることで、あなた自身が同じ失敗を避けられるかもしれません。あるいは、今まさに自分が同じ過ちを犯していることに気づき、すぐにより良い方向へ舵を切る助けにもなるでしょう。

1.一度に変えすぎてしまうこと

「小さく始めましょう」というアドバイスはよく耳にしますが、多くの人は自分には当てはまらないと思いがちです。しかし私は、今では小さく段階的に変える方法の信奉者です。小さな変化を起こし、その効果を実感することが、勢いを生み出す最良の方法です。そして私の経験上、その勢いを味方につけることが、大きな変化を定着させる最も確実な道なのです。

2.完璧で隙のないシステムを作ろうとすること

シンプルな暮らしは、人生をもっとコントロールしたいと願う人を惹きつけます。そのため、その健全な欲求を行き過ぎたところまで押し進めてしまいがちです。私たちの旅の中でも、すべての散らかりを永遠に排除できる完璧なシステムを作ろうとして、重荷を感じた場面が何度もありました。知恵とは、今の段階では「十分に良い」計画がいつなのかを見極めることです。

3.ルールに支配されてしまうこと

ルールを増やしすぎたり、厳格に守らせすぎたりすると、シンプルさはあっという間に複雑になります。目指すべきなのは、何も問題が起きず、すべてが整っている完璧な人生ではありません。旅そのものを楽しむ自由を与えてくれる、より軽やかな在り方なのです。

4.他人と自分を比べてしまうこと

インターネット上には、シンプルに暮らすための素晴らしいブログや情報源が数多くあります。中には、驚くほど、あるいは極端なレベルまでこのライフスタイルを突き詰め、シンプルさを自分のアイデンティティの中心に据えている人もいます。私は、あなた自身のやり方を見つけることをおすすめします。ときどきインスピレーションを得るために目を向けるのは良いですが、基本的には、自分と家族にとって何が最善かに集中してください。

5.機能よりも見た目を重視してしまうこと

シンプルな暮らしとミニマリズム(最小限主義)には、多くの共通点があります。特にミニマリズムには、美的要素を重視する考え方があり、それに魅力を感じる人も多いでしょう。白い壁、すっきりとした線、最小限の装飾には、簡素で洗練された美しさがあります。ただし、それが目的から注意をそらす要因にならないよう気をつけてください。私自身、何度かその罠にはまりました。そもそもなぜ生活をシンプルにしようと決めたのか、その本来の、より深い理由を思い出してください。

6.他人をコントロールしようとすること

自分の生活をシンプルにすることが進み始めると、周囲の人たちの散らかりが目につくようになります。より穏やかな環境がもたらす恩恵を自分も享受したいがために、他人を変えようとしたり、無理に先へ進ませようとしたりする誘惑に駆られることがあります。この点には注意が必要です。変化は内側から生まれなければ、人間関係に緊張を生む可能性があります。これは、他人への期待を手放すという、内面的なシンプル化の実践に取り組む良い機会でもあります。

7.人生は管理するものではなく、楽しむものだということを忘れてしまうこと

人生をシンプルにしようと考えるあなたへの最後のアドバイスは、シンプルさはあくまで道具にすぎない、ということを忘れないでほしいという点です。それ自体が人生の目的ではありません。目的は、人生を良く生き、楽しみ、自分の最も深い価値観と調和して生きることです。気をつけないと、シンプルな暮らしは、人生のあらゆる分野にルールを課す包括的な哲学になってしまうことがありますが、それは本来の姿ではありません。シンプルな暮らしは、負担を軽くし、力を注ぐべきことに集中するために取り入れた、実践の集合体であるときに、最も力を発揮するのです。

(翻訳編集 井田千景)

妻の MollieとともにThis Evergreen Homeでブログを運営し、現代社会でシンプルに、意図的に、そして人間関係を大切にして暮らす経験を共有。