目の乾きや疲れ、さらには視界のぼやけを感じることはありませんか? アメリカ眼科協会の資料によると、アメリカのオフィスワーカーは1日に平均約7時間、パソコンの前で過ごしているとされています。目の疲労は、すでに「職場の常態」になりつつあります。
この記事では、よく見られる6つの目の疲労症状を整理し、自分でチェックする方法と、実践しやすいケア方法を紹介します。疲れた目に爽快さと快適さを取り戻すための参考にしてください。
オフィスワーカーに多い6つの眼精疲労サイン
- 目の乾き:長時間スクリーンを見続けることでまばたきの回数が減り、涙の蒸発が早まって乾燥し、時には痛みを感じることもあります。
- 目の奥のだるさ・痛み:目の筋肉を酷使すると、特に残業や睡眠不足のあとに、重だるさや痛みを感じやすくなります。
- 視界のぼやけ:焦点が合いにくくなり、文字や画像を見る際に細めて確認しなければならないことがあります。
- 目の赤みや腫れ:白目が充血したり、まぶたが腫れたりし、異物感を伴うこともあります。
- 頭痛やめまい:目の疲れが前頭部やこめかみの痛みを引き起こし、めまいや集中力低下につながることがあります。
- 目が重く開けづらい:長時間の酷使により、目が重く感じ、まぶたを開けるのさえ負担になることがあります。
リスクの高い人ほど、より一層の目のケアが必要
長時間のデジタルデバイス使用は目の疲労だけでなく、ドライアイや飛蚊症といった目のトラブルのリスクを高めることが知られています。『国際眼科雑誌』が2022年に発表した研究では、コンタクトレンズ使用者や1日に3時間以上スクリーンを見る人は、ドライアイ症状が出るリスクが80~90%に達するという報告があります。
さらに、花粉の季節には、目のかゆみや赤みなどの不快感が出やすくなります。こうした症状を放置すると視力低下につながる恐れがあり、さらには緑内障や黄斑変性などのリスクを高める可能性もあります。
今日からできる 目の疲れを和らげる6つのケア
上記のような症状が現れたら、目がすでに「オーバーワークのサイン」を出している証拠です。とはいえ心配しすぎる必要はなく、日常的な工夫によって目の疲れをしっかり和らげ、健やかな視力を保つことができます。
- 20-20-20ルール:20分作業したら、20フィート(約6m)先の物を20秒見ることで、目のピント調節の負荷を和らげます。
- 目のまわりのツボを押す:睛明や攢竹など、目の周囲にあるツボを軽く押すと血流促進や眼圧の軽減に役立ちます。睛明は両目の内側の目頭と鼻梁の境目、攢竹は眉頭の内側下にあるくぼみの部分です。
- 視環境を整える:画面の明るさやコントラストを調整し、適切な距離と角度で見るようにし、反射光を避けることが大切です。
- 温めて目をほぐす:温かいタオルを5~10分ほど目元に当てると、涙の分泌が促され、乾燥による不快感が和らぎます。
※注意:急性の眼疾患(緑内障、結膜炎、感染症、眼圧異常など)がある場合は温めを避け、必ず眼科医に相談してください。
- こまめなまばたきと水分補給:意識的にまばたきを増やすことで目の表面を潤し、飲水は体内の水分循環を助けます。
- ハーブ配合のアイパッチを使用する:菊花、ミント、甘草などの天然成分を含むハーブアイパッチを閉じた目の周りに15~20分ほど貼ると、経皮吸収によって目の負担や不快感を軽減する効果が期待できます。使用前には表示をよく読み、眼の持病がある場合は眼科医へ相談しましょう。
市販されている一部のハーブアイパッチ製品(菊花、ミント、甘草などを含むもの)は、経皮吸収によって乾きや疲れといった不快感を和らげることをうたっています。多くの利用者からは、長時間の作業後の不快感の改善に役立ったとの声もあります。ただし、眼の疾患がある場合は使用前に眼科医へ相談することをおすすめします。
目の健康は毎日の積み重ねから
目は、私たちの認知や生活の質を支える大切な器官であり、特に毎日長時間電子機器を使う現代のオフィスワーカーにとっては、早い段階から視力の健康に気を配ることが欠かせません。自分で状態を確認し、日常的にケアを行うことで、疲れを和らげるだけでなく、関連する目のトラブルを予防することにもつながります。今日から、目のケアを生活の一部に取り入れ、澄んだ視界とともに毎日を過ごしていきましょう。
(翻訳編集 華山律)
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