追悼集会で、李文亮医師の写真の前に花を手向ける人々。(Photo by MARK RALSTON/AFP via Getty Images)
正しかった警告が封じられた日 中国で「デマ」という言葉が変わった

政権に不都合な真実が「デマ」にされる国 コロナを警告した中国の医師・李文亮の死から6年

新型コロナウイルスが世界に広がる前、武漢の病院で異変に気づいた医師がいた。李文亮(り・ぶんりょう)氏である。

2019年末、武漢市中心医院の眼科医だった李文亮氏は、「原因不明の肺炎が広がっている」と医師仲間に警告した。

当時、感染の発生を隠したかった当局は、これを「デマ」と決めつけ、警察を動かして沈黙させた。

▶ 続きを読む
関連記事
中国の不動産富豪、潘石屹氏が私的な会食で、任志強の拘束や習近平を批判する書簡について語る動画が流出した。書簡は11人に送られ、その後複数人が拘束されたという
米中首脳会談で延長の「貿易休戦」。だが、レアアース問題は解決していない。米欧が供給網を再構築するまで数年を要する一方、北京はなお輸出管理を交渉材料にできる。2027年1月10日までの「時間」をめぐる競争が始まった
中国の土地譲渡収入は2026年1~8月に前年同期比28.6%減少した。地方政府の財政や債務返済への影響が懸念され、「土地財政」が歴史的使命を終える可能性を指摘している
アリババは宅配大手ZTOエクスプレス株を約5億ドルで売却した。過去2年間の資産売却額は200億元を超え、非中核事業を縮小しながらAIとクラウドへの投資を加速している
2026年の最初の8か月間に、中国の「一帯一路」参加国への非金融分野の直接投資は前年同期比11.3%減少し、中国全体の海外非金融分野の直接投資も14.4%減少した。