健やかな肌質や良好な代謝を保ちたいなら、高価なスキンケア用品に頼らなくても大丈夫。日々の食事から必要な栄養素をしっかり摂ることで、自然な輝きを放つ美肌を育てることができます。台湾の管理栄養士・廖欣仪氏は、新唐人テレビの番組『She Health』で、美容と美肌づくりに役立つ6つの重要な栄養素を紹介し、自宅で簡単に作れる美肌ドリンクのレシピも公開しました。
簡単に作れる美肌ドリンク
廖氏が紹介するこのドリンクは、肌を内側からケアし、若々しさと透明感をサポートしてくれます。
材料(1人分)とその効果
- オレンジ(130g):ビタミンCが豊富で、抗酸化作用に優れています。
- セロリ(20g):カリウムが多く含まれ、水分代謝を助けます。
- りんご(20g):マグネシウムが含まれ、血色の良いツヤとハリのある肌に導きます。
- 生たまねぎ(20g):含まれる硫化物が血糖値を下げ、抗酸化作用もあります。
カロリー:約80kcal
作り方:全ての材料をミキサーに入れ、水120mlを加えてジュース状にします。食物繊維をしっかり摂取するために、果肉や繊維も残すのがポイントです。
廖氏は、生のたまねぎを使うことでその栄養価をより多く保てると強調しています。ただし、たまねぎにアレルギーがある方は、同じく硫化物を含むにんにくで代用しても効果が期待できます。
さらに廖氏は、新鮮な果物や野菜を使ったジュースは「絞りたてをすぐに飲む」ことが最も効果的だと説明します。もしすぐに飲めない場合は冷蔵保存し、栄養価が失われる前にできるだけ早く飲むことが勧められます。
肌を育てるためのちょっとしたコツ
十分な栄養素を摂ることに加えて、廖氏は、健康的な肌を保つためには以下のポイントにも気を配るべきだと述べています。
1. 高糖・高脂肪の食事を控える
糖分の摂りすぎ、特に高糖スイーツであるケーキや焼き菓子などは、肌に悪影響を及ぼし、老化を早める原因になります。研究によると、糖は体内でたんぱく質と酸化反応を起こし、AGEs(終末糖化産物)を生成します。これにより皮膚の弾力が低下し、炎症・乾燥・しわの原因となります。
ただし、すべての甘い食品が同じ影響を与えるわけではありません。例えば、カカオ含有量80%以上のダークチョコレートは糖分が少なく、主成分が脂質のため、肌への悪影響は比較的少ないとされています。
また、揚げ物に使われる劣化した酸化油は、ナッツやアボカドに含まれる自然な良質油とは異なり、肌の炎症やアレルギー反応、老化の促進を引き起こす可能性があります。揚げ物を長期間摂り続けると、肌が敏感になり、自然なツヤを失いやすくなります。
2. 野菜と果物を多く取り、水分をしっかり補給する
水分とビタミン・ミネラルを豊富に含む野菜や果物をバランスよく摂ることで、代謝が促進され、肌のうるおいも保たれます。
3. 適度な運動と発汗の習慣を持つ
適度な運動により汗をかくことで、毛穴から老廃物を排出する事ができ、肌の清潔さと血色が改善されます。
「植物性コラーゲン」の誤解を解く
コラーゲンは、肌や関節、骨の健康を保つうえで非常に重要な成分です。年齢を重ねるにつれて、体内でのコラーゲン生成は徐々に減少し、それによって肌の弾力が失われ、しわが増える原因となります。そのため、食事からコラーゲンを摂取することは、補給方法としてとても有効です。コラーゲンは主に動物性の食材から摂ることができ、豚の皮、鶏の足、魚の皮などが代表的な例です。
廖氏によると、一般に言われる「植物性コラーゲン」は、実際にはコラーゲンではなく、「植物性ゼラチン質(粘質)」に過ぎないとのことです。たとえば、白きくらげや黒きくらげに含まれる多糖類がこれに該当します。植物性ゼラチン質は、直接的にコラーゲンを補給するものではありませんが、体内でのコラーゲン生成を促進する働きがあります。実際の研究でも、白きくらげの多糖類には、紫外線による肌の水分やコラーゲンの減少を防ぐ効果が確認されています。
美肌のための6大栄養素
管理栄養士・廖欣仪氏は、日々の食事を通じて以下の栄養素を取り入れることで、肌がより健康的で生き生きとした印象になると述べています。
1. ビタミンE
ビタミンEは強力な抗酸化作用を持ち、肌を酸化ストレス(活性酸素)から守り、老化を防ぐ働きがあります。オリーブオイルやナッツ類など、脂質を多く含む食品に豊富です。サラダや料理にナッツを加えることで、手軽にビタミンEを補給し、肌の健康をサポートできます。
2. ビタミンC
ビタミンCはコラーゲンの生成を助け、肌のハリと弾力を保つ役割があります。柑橘類、グアバ、キウイなどの果物、またピーマンやパプリカといった野菜にも豊富に含まれています。ただし、加熱に弱いため、生で摂取するのが最も効果的です。
【ビタミンCが豊富な果物(100gあたりの含有量)】
グアバ:228mg
キウイ:74.7mg
オレンジ:59.1mg
【ビタミンCが豊富な野菜(100gあたりの含有量)】
赤パプリカ:142mg
黄パプリカ:139mg
ピーマン:99.5mg
ブロッコリー:91.3mg
3. 食物繊維
腸の動きを促し、老廃物や毒素の排出を助ける食物繊維は、肌の色つやや質感にも好影響をもたらします。全粒穀物、豆類、根菜、緑黄色野菜などを積極的に取り入れることで、内側から肌を整えることができます。
4. 良質な脂肪
脂肪は細胞膜の主要構成成分で、肌の弾力や潤いを保つ上で重要です。加齢に伴う体脂肪の分布変化で顔が老けやすくなりますが、ナッツやアボカドといった天然の良質な脂肪を含む食品を摂ることで、ふっくらとしたツヤ肌を保てます。
5. タンパク質
タンパク質はコラーゲンの主成分であり、肌のハリや引き締めを維持するのに欠かせません。卵や牛乳といったタンパク質豊富な食材をしっかり摂ると同時に、ビタミンCを一緒に摂ることでコラーゲンの合成が促進され、より弾力ある肌へと導きます。
6. フィトケミカル(植物性化学成分)
色とりどりの野菜や果物に含まれるフィトケミカルには強力な抗酸化作用があります。特に、黒や濃い紫の食材に豊富なアントシアニンは、肌の老化を遅らせる働きがあるとされています。廖氏は「レインボーダイエット」を推奨しており、様々な色の野菜・果物を日々摂ることで、トータルな美肌効果が期待できるとしています。
栄養バランスの取れた食事と良好な生活習慣を心がけることで、あなたも内側から輝く自然な美肌を手に入れることができます。今日から正しい栄養補給を始めることこそが、最高のスキンケアです!
(翻訳編集 華山律)
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