中南海の上層部会議で不自然な動き 二つの異常が波紋
中国共産党最高指導部内の権力闘争が激化しているとの見方が広がる中、「全国党建設工作座談会」が6月15日に北京で開催された。今回の会議では、二つの異例な動きが確認され、国内外の注目を集めている。
中国共産党(中共)機関紙によると、会議には党中央政治局常務委員で中央書記処書記の蔡奇が出席し演説を行ったほか、同じく政治局常務委員で中央規律検査委員会書記の李希も出席した。会議は中央組織部長の石泰峰が司会を務めた。また、今回初めて「習近平党建思想」が公式に打ち出された。
アメリカ在住の中国問題専門家、陳破空氏は大紀元への取材に対し、「いわゆる党建思想とは、結局はスローガンの寄せ集めに過ぎない」と指摘。「全面的な党管理の厳格化や『党がすべてを指導する』という主張は、毛沢東時代の言葉を繰り返しているだけだ」と述べた。
関連記事
中国共産党は29日、北京で4日間開いた第20期中央委員会第5回全体会議で、張昇民・中央軍事委員会副主席(68)を政治局員に選出した。来年後半の党大会を控え、軍中心に前例のない規模の粛清が続くなか、空席ポストを埋めた
習近平が中共五中全会後、自ら抜擢した高官を粛清する可能性が浮上。北京の消息筋が党内の権力闘争や次期人事を語った
習近平が自ら選んだ高官も次々失脚。反腐敗運動への異論が党内で浮上し、専門家は汚職を生む体制そのものに問題があると指摘
中国共産党の公式発表によると、今年1~9月、省・閣僚級以上の高官73人が取り調べ対象となった。全国で正式に取り調べを始めた案件は80万件。習近平が反腐敗の徹底を求める中、第21回党大会を前に粛清の広がりが注目される
エムバペが毛沢東の肖像に自身の顔を合成した画像を「本当に面白い」と語り、中国の愛国派が反発。中国企業による契約解除やCCTVの放送取りやめに発展する一方、海外では支持の声も上がっている