2026年7月31日、多数の移民が国境を越えてスペインの北アフリカの飛び地セウタに不法入国した後、モロッコへ戻る様子。(Jorge Guerrero/AFP via Getty Images)

欧州委員会委員長 EUに国境管理強化を要求 セウタ移民危機で88人死亡

スペインの飛び地セウタ(Ceuta)で先日、大規模な不法移民の越境事件が発生し、少なくとも88人が死亡した。この事件は、国境の安全と移民政策をめぐるEU内の激しい論争を引き起こしている。欧州委員会のウルズラ・フォン・デア・ライエン委員長は、EUの域外国境の管理を強化し、必要な場所には物理的な国境の障壁を設置するよう呼びかけた。

ユーロニュースが8月3日に報じたところによると、フォン・デア・ライエン氏はスペインのペドロ・サンチェス(Pedro Sánchez)首相に宛てた書簡で「EUは重要な国境地域の防衛を一層強化しなければならない。これには厳重な監視や、必要な場合の物理的な障壁の設置が含まれる」と指摘し、今回の事件はその必要性を浮き彫りにしたと述べた。

これに先立ち、サンチェス氏は危機への対応が不適切だとして他の欧州各国政府から批判を受けていた。一方でサンチェス氏は、複数のEU首脳がセウタの移民危機を利用して自政権を攻撃していると非難しており、今回のフォン・デア・ライエン氏の対応は、スペインとの間の緊張を和らげようとする試みと受け止められている。

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