経済発展により、現代人の食文化も変化しました。肉が中心の三食で運動量が少ないため、体内の陰盛陽虚により、脾胃がダメージを受けています。脾臓は水湿を運ぶ役割を担っており、一度ダメージを受けると水湿が十分に運ばれず、体内に蓄積されて湿邪を引き起こします。
体に湿り気があるかを見分ける10の症状
では体内に湿り気があるかどうかは、どうやって見分けるのでしょうか?
次のような症状が1〜2つある場合は、体の中に湿り気があるということなので、それを取り除く必要があります。
1.髪や顔に油が多い。
2.寝ている間にヨダレが出る、口臭、体臭。
3.疲れを感じやすく、集中力が続かない。
4.顔色が悪く、寡黙。
5.下腹が出る、体のむくみ。
6.いびきをかく、咳、痰が出る。
7. 便がゆるい。
8.目の下にクマができる、減量してもリバウンドする。
9. 膣内の湿気(かゆみ、臭い)。
10.耳の中が濡れている、髪の毛がゴワゴワ、抜けやすい。
「湿」を体外に排出する2種類の食べ物
湿邪は、多くの難病や慢性疾患の原因となります。しいたけを玉ねぎと一緒に炒めたものを食べると、「湿」を取り除いて血圧を下げるだけでなく、免疫力を高めることができます。
・玉ねぎ
玉ねぎには、胃腸を落ち着かせて、痰を切る、湿を取り除く、解毒、殺虫などの効果があります。胸のつかえ、咳や痰、排尿の不便さなどの症状に適しています。
また、玉ねぎに含まれるケルセチンは、免疫機能の向上、脂質や血圧の低下、動脈硬化の予防などの効果があるとされています。
・しいたけ
しいたけは、気を補って湿を除き、養胃、潤肺の効果があるとされています。
また、しいたけに含まれる栄養成分には、体の免疫機能を高めたり、血中脂質を下げ、動脈硬化や高血圧を予防したりする効果があります。 また、高タンパク・低カロリーで栄養価が高く、ダイエットや減量にも効果的な食品です。
(翻訳・志水慧美)
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