1月16日、米ミシガン州デトロイトオペラハウスで神韻公演を観た心理学者のハワード・バーリンさんはこう語る。「心が軽くなりました。美しくて自分より大きなもの、世界で起こっていることよりも大きなものを観ているような…そんな高揚感を覚えました」
ニューヨークを拠点とする神韻は、中国の古典舞踊と音楽の芸術団だ。世界ツアーでは毎年150か所以上の都市で一新した演目を披露してきた。色鮮やかな衣装、専属オーケストラによるオリジナル音楽の演奏、息をのむような舞踊で、中国の伝統文化を表現している。「唯一無二の体験」と絶賛する観客は少なくない。
ウイルス感染症の流行で社会が孤独と寂しさに包まれるなか、バーリンさんは神韻を鑑賞することで元気になれたという。
神韻は5000年にわたる中国文化を共産主義体制以前のものに蘇らせることを使命に掲げ、信頼、希望、再生といったメッセージを舞台から届けている。演目は中国の栄光ある文化遺産と、共産主義体制下の現代社会とのコントラストが表現されている。
「物語は美しく、ダンサーは力強いのです」とバーリンさんは続ける。「ダンサーは大きなものに立ち向かうために団結しています。まさにこのことこそが、一人一人のパフォーマンスを美しく、力強いものとしているのです」
カラー&サウンドセラピストのタイヤ・ハインバッチさんは、神韻の音楽が心と身体に与える影響についてこう語った。
「音楽で身体が変わったことを心で感じとることができます。ソプラノ歌手の曲の間、私は目を閉じて、ただ彼女の音楽を感じていたのです。すると胸と喉の筋肉が緩み、開放感を覚えました。呼吸が楽になり、ただただ美しいと感じました…彼女の声の美しさを感じたのです」
ハインバッチさんは、このパフォーマンスによって再び美しさを感じるようになったという。
「高揚して、いい気持ちになりました。音楽は私の魂に再び美しさを感じさせてくれました。もしあなたが他者への思いやりが持てなかったり、意見の相違に不寛容だったりして悩んでいるならば、神韻を観に来て愛に浸ってみてください」
化学者でもあるハインバッチさんは、音楽を聴くことがいかに身体の分子構造に影響を与えるかという日本の研究を紹介した。
「人が憎しみや不信にさらされて怒っていると体内の水分も変化します。それは嫌ですよね。明るくありたい、光でありたいと願っているでしょう。その光を内に取り入れるようなことを何でもしてみてください」と述べ、その手段のひとつとして神韻の鑑賞を勧めた。
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