どんなに疲れていても、しっかり睡眠をとることができれば、翌朝はすっきりとした気持ちで過ごすことができます。 快適なクオリティ・オブ・ライフを追求する上で、睡眠は非常に重要な役割を担っています。 短時間で体の疲れを回復できるのは、良質な睡眠なのです。
睡眠の質を高めるには、就寝前に1分間のダウンドッグストレッチを行うのがおすすめです。 一日に蓄積された疲れや緊張をほぐし、安らかな眠りへと誘います。
ダウンドックのやり方
・肩の下に手が、骨盤の下にヒザがくるようにして、四つん這いになる。
・手の位置を手のひら一枚分前に移動させ、つま先を立てる。
・手でしっかりと床を捕らえて息を吸い、ゆっくりと吐きながら、お尻を上に押し上げる。
・手でしっかりと床を押し、背中を伸ばして、そけい部を天井に向かって引き上げる。
・可能であれば、ゆっくりとカカトを床に近づける。
・そのまま3~5回呼吸する。
これを1セットとして、3セット行う。
その理由は、ダウンドッグの姿勢で頭が心臓より下になり、深い呼吸をしないと頭に血が上ってめまいがするため、無意識に深い呼吸をしてしまうからだそうです。 深い呼吸は副交感神経を刺激し、体をリラックスさせる効果があります。
パソコンや携帯電話を見続けている人は、画面の音や光の刺激を受け、脳が興奮状態になることが多いので、この姿勢は特に心を落ち着かせるのに有効です。
また、心臓より低い位置にある頭の位置は、重力によって静脈血が無理なく心臓に戻り、首や胸に健康な血液が流れます。 その結果、全身の血行がよくなり、体が温まるので、睡眠の質が向上します。
成長ホルモンは、良質な睡眠によって分泌されます。 成長ホルモンは、疲労回復や骨密度の維持、肌の新陳代謝を促すなど、体にとって大切な働きをしています。
(翻訳編集:里見雨禾)
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