私の思い出日記
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思い出って何だろうと考えていると、もう60年以上になる小学生時代の出来事がいろいろと浮かんできた。当時、テレビのある家は少なく、そのテレビ中継を見...
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2月6日に指揮者の小澤征爾さんが亡くなられた。友人は、彼が好んで指揮をしたベートーベンの弦楽四重奏16番の3楽章を何度も聴いてますと連絡をくれた。
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先日、別々の用件で来社した出版社のH部長さんと、某ホテルの総支配人だったKさんが再会を喜んでいたので、どこで接点があったのかと聞いてみると、鍵山秀...
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いつからか、年末年始の特別な感覚がないまま、新しい年を迎えてしまうようになっている。
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義兄(姉の夫)は、買い物好き。とくに食料品の購入が著しく、仕事の帰りに美味しそうなものを見つけると買って帰るので、姉が献立が狂うと嘆いていた。戦争...
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高1の2学期に転校をした。登校初日の不安そうな私に声をかけてくれたのがK子さん。その時の彼女の優しい笑顔が今でもはっきりと目に浮かぶ。学校が彼女の実...
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3年前の3月、ドイツの義兄(次姉の夫)から電話がかかってきた。そんなことは初めてだったので驚いたが、自分の80歳のお誕生日のお祝いをするので、家族...
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とっさに「私は“忘れられた女”だ」との言葉が出てきて、皆で笑ったが、この“忘れられた女”という言葉は、昔読んだ、マリーローランサンの詩の中の一説の引用...
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昨年(2022年)に21歳で亡くなったシェリー爺の妹分猫にクルミ(当年18歳)がいます。生後2日目に野良の親からはぐれ、さまよっているところを2匹のカラス...
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先日、所用の帰りに新宿駅を歩いていたら、道端に座しているホームレスの姿を見かけた。最近は、日常の行動範囲の中ではあまり見かけなかったが、その姿を見...
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私は、小学生の頃、祖母が購読していた雑誌「婦人之友」(自由学園創設者の羽仁説子創刊)が毎月届くのが楽しみで、そこで紹介されている文化人やその家族に...
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「とにかく、浮かんでくる言葉を書きとめて、ためていくのです」。 これは30数年ぶりに再会した、中学時代の担任の原子修先生の言葉だ。 国語の先生で、...
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大好きな作品である映画「スタンドバイミー」。今でもテーマ音楽が流れると、あの四人の少年たちの姿が浮かんでくる。 わが家にも「スタンドバイミー事件...
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かのシュバイツアー博士の言葉「人生の困難から逃れる道は二つある。音楽と猫だ」。 昨今の住宅事情でペットを飼えない人もたくさんいる。動物が好きなゆえ...
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母は11年前に94歳で他界した。大正5年(1915年生まれ)で、私の曾祖父母や祖父母を取り巻く親族の話をいろいろと聞かせてくれた。どれも面白く忘れられない...
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母の塾の生徒のM君は、幼稚園のころから落ち着きがなく、いつもいたずらをして叱られていた。園長が、母のところに連れてきた。どうやら母親に問題があった...
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亡き母は、一言でいうと、「教育マニア」であった。次姉が東京の大学に2校合格して、地方誌の合格欄に名前が載った時の母のうれしそうな輝いた顔は鮮明に覚...