平昌五輪のフィギュアスケート男子ショートプログラムが16日、江陵アイスアリーナで行われ、羽生結弦(23、ANA)は111.68点と自己の持つ世界最高得点に迫る記録を打ち出し、66年ぶりの五輪連覇に向け大きく前進した。
昨年11月のNHK杯の練習中に右足首を負傷した羽生は4カ月ぶりの国際大会に臨んだ。羽生自身が「夢の舞台」と形容する五輪で、ジャンプ技を軒並み成功させ技術点は63.18点。演技構成点は5要素全て9点台で48.50点を記録し、完璧と言える演技で2位以下を圧した。
2位にハビエル・フェルナンデス(26、スペイン)が107.58点 、3位には大会初出場の宇野昌磨(20、トヨタ自動車)が104.17点についた。 田中刑事(倉敷芸術科学大大学院)は80.05点で20位だった。
演技後のインタビューで羽生は「スケートを滑る幸せな感じを久しぶりに味わった」とし、得点に拘らずベストを尽くしたと述べた。
14日に行われた五輪公式記者会見で、羽生は「足が動かない」ほどのケガだったと述べるも「今は滑れる状態。ここで(復帰していることを)良いニュースとしてみんなに話せている。夢の舞台で最高の演技をしたい」、「僕も金を取りに行く」と意気込みを語っていた。
A gracious comeback from a heartbreaking injury for #YuzuruHanyu! RT if you can’t wait to see him perform at @pyeongchang2018 □□@Japan_Olympic @ISU_Figure pic.twitter.com/mq9WxTBIql
— Olympic Channel (@olympicchannel) February 15, 2018
(文・甲斐天海)
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