伝統医学と易学の結びつきから読み解く 2024年は経済が落ち込む 中共党首は…?(下)

誰もが不測の事態に備え、 凶を避けて過ごしたい。中国の古代の知恵は、天人合一を重視し、天の道を察し、天の意志に従うものだ。これらの知恵は、国を治め、天下を平和にするという儒家の思想が含まれている。自分を修め、人を治療し、命を救うという医道の中にも体現されている。東洋医学には「医易同源」という言葉がある。易とは、易学のことで、つまり占いの学問。古代中国の名医たちは、五行相生相剋や陰陽平衡(バランス)にも精通し、病気の治療や人々を救うだけでなく、「易経」を通じて天地の動きと人間界の福や災難との深い繋がりを理解していた。

英国在住の漢方医舒栄氏は、600年の伝統を誇る漢方医の家系に生まれ、医術に精通するだけでなく、易学にも独自の理解を持っている。舒栄氏は伝統文化の視点から、疫病、経済、戦争、中国共産党(中共)の内部闘争、中国の未来と運命などについて、2024年の運勢を分析した。これらの分析は100%正確ではないかもしれないが、不運や不幸を避けるのに役立つかもしれない。

来年は経済不況 インターネット関連が成長

舒医師は来年の経済は全体的に落ち込むと予測している。来年はパンデミックが最もひどいので、来年を過ぎた後、状況は完全に好転する。もう1つは、来年は多くの人の頭が冴えなくなり、特に政策決定者の頭が冴えなくなるため、いくつかの間違った決定をする可能性がある。それはビジネスに影響を与える。来年一番難しいビジネスと言えば、土に関する分野だろう。来年は土湿が流行っている。この土は乾燥しておらず、あまり役にも立たず、湿ってベタベタしている土で、危険なものだ。

例えば道路工事を行う際、土が硬くなく崩れやすいため、土砂崩れが発生する可能性がある。さらに、地震が発生する可能性もある。

舒氏によれば、2024年の運気は「火運」で始まる。火に関連するものは将来成長するだろう。ただし、最終的に状況は好転するが、来年は確かにどん底の時期なので、火に関することはまだよくならない。むしろ戦火、失火、火事、山火事など、悪い火が多いので、関連の仕事をしている人はくれぐれも気をつけた方がいい。

ネットワークも火の性質のものなので、ネットワーク関連産業は徐々に成長するだろう。オンライン教育が非常に繁盛して、メディアもますます良くなり、ますます繁盛するようになる。

中共の権力闘争熾烈化へ 2025年の習近平が失脚?

来年は中共の内部闘争が最も熾烈な年となるだろう。内部闘争はさらにエスカレートし、習近平の権力はさらに弱体化するだろう。

舒氏は自分は易経に則って推定したが、必ずしも正しいとは限らないと述べた。

南方には反政府の勢力がますます強くなるだろう。多くの人が習近平が死ぬかどうかを知りたがっているが、私の答えは「来年には彼は退陣しないはず」だ。2024年、習近平は矢面に立つことになるかもしれないが、退陣することはないだろう。

2025年、大きな問題が起こり、習近平は権力を失うことになる。そこで、彼に取って代わる人がいる。その人物は多分中共組織内部の人だ。最初は混乱して、どうすればいいか非常に迷うだろう。中共を見捨てるべきか、それとも習近平の道を歩み続けるべきかと。その後すぐに、高次元の力から指導を与える者が現れ、この人物は物質的、精神的、イデオロギー的要素を含む共産主義のあらゆる要素を片付け始める。もちろん、彼を助ける人々も増え、正義の力も取り入れられ、これらの悪いものを徐々に浄化し、社会全体が伝統的で明朗な状態に戻る。

 2029年までに、基本的に悪い要素を片付ける作業が終わる。誰もが普通の生活に戻り、本当に人間らしく生きることができるようになる。