米NY発の神韻  初演の名古屋で大盛況 絶賛の声相次ぐ「想像した以上に素晴らしい」

2024/12/24 更新: 2024/12/24

23日、神韻2025日本巡回公演は、愛知県芸術劇場で初演を迎えた。米ニューヨークを拠点とする神韻芸術団は、中国で失われた伝統文化の復興を掲げ、世界各国の劇場で毎年一新した演目を披露している。世界最高峰を誇る中国古典舞踊と音楽の舞台に、観客から賞賛の声が届いた。

この日の名古屋公演は、今シーズンの世界初演となった。現在、神韻は8つの同規模の芸術団を擁し、アメリカやヨーロッパをはじめ世界各国で同時に巡回公演を行ない、一大センセーションを起こしている。

司法書士事務所の所長が「本当に綺麗」と卓越した舞踊を絶賛

23日夜、司法書士事務所の杉本敏郎所長は愛知県芸術劇場で神韻公演を鑑賞した (藤野偉/大紀元)

この日初めて神韻公演を鑑賞した司法書士事務所の杉本敏郎所長は「本当に綺麗に揃っていますし、どういう練習をするとあんな風にできるのかなというのが非常に興味深い感じですね」と、卓越した舞踊を絶賛した。

神韻の色鮮やかな衣裳は、天上の装いや中国歴代王朝の様式から着想を得てデザインされている。「華やかですよね。黄色やピンクが特に目立ちますけれども、それと袖が長かったりするのを非常に表現豊かに使っているなというふうに思いました」と述べた。

23日夜、遊技業系の会社の社長を務める森川喜陽さんは愛知県芸術劇場で神韻公演を鑑賞した (藤野偉/大紀元)

遊技業系の会社の社長を務める森川喜陽さんも、デジタル背景幕が印象に残ったという。「後ろのスクリーンがすごく印象が強かった。普通の演劇とちょっと違った」と語った。

神韻が独自に特許を取得した3D背景幕は、ステージ後方に鮮やかな光景を映し出す。公演における大きな見所の1つだ。アメリカで特許を取得している神韻のデジタル背景幕と舞踊者のパフォーマンスが絶妙に一体となって、臨場感あふれる舞台効果をもたらしている。

舞踊劇の演目では、古来の美徳を伝える寓話的な物語から、共産党政権の弾圧に遭う信仰者を描いた現代劇まで、歴史絵巻のような世界が展開される。現代を映した演目では、心身修養法である法輪功(法輪大法とも呼ばれる)を愛好する人々が共産党政権から迫害を受けている場面も表現されている。

そうした中国本土での情況について、森川さんは「中国政府は今もさまざまな方法で人々を迫害している」ものの、「無意味な迫害とか、強制的なものっていうのは、本来人間にとっていいことはない」と指摘。「市民は中国共産と共産主義以前の本当の文化を求めている」と強調した。

感嘆の声 相次ぐ「想像した以上に素晴らしい」「美しく、繊細」 

23日夜、株式会社ティーエフピーの取締役兼ゼネラルマネージャーの鈴木基之さんは愛知県芸術劇場で神韻公演を鑑賞した(藤野偉/大紀元)
23日夜、鈴木基之さんの妻は愛知県芸術劇場で神韻公演を鑑賞した (藤野偉/大紀元)

株式会社ティーエフピーの取締役兼ゼネラルマネージャーの鈴木基之さんは、「いや、素晴らしいですね。初めてですが、びっくりしました」と絶賛。鈴木さんが神韻の公演を鑑賞するのはこの日が初めて。

演目の中では、チベットの舞踊に感銘を受けたという。「チベットの男性の踊り、すごいですね。すごい修行しているように見える」と鈴木さんは語った。

舞踊劇の演目には、神仏を敬い、徳を積み、天に回帰する、といった中国古来の道徳観が色濃く反映される。鈴木さんは、神と人間の関係、人間の尊厳などについて考えさせるものがあるといい、「ただただ素晴らしいと思います」と感想を述べた。

鈴木さんの妻も「想像した以上に素晴らしいです」と称賛した。

23日夜、丸文建設に務め、ロータリークラブの会員である加藤文彥さんは愛知県芸術劇場で神韻公演を鑑賞した (藤野偉/大紀元)

丸文建設に務め、ロータリークラブの会員である加藤文彥さんも、「すごいです。跳躍力もすごい」「美しく、繊細なことに感動しているところです」と絶賛した。

加藤さんは、神韻が舞踊と音楽を通して表現した中国の伝統文化について奥深さを感じたという。「歴史ある中国の文化だなと思いました」と加藤さんは述べた。

「非常に癒された」名古屋大学院教授が東西を交えたオーケストラに感動

23日夜、名古屋大学医学系研究生学院教授の日比英晴さんは愛知県芸術劇場で神韻の公演を鑑賞した (牛彬/大紀元)

名古屋大学医学系研究生学院教授の日比英晴さんは、「音楽で、中からやっぱり調子を整える。西洋医学にはないような。精神的に非常に癒された」と、神韻の音楽を絶賛。神韻公演では、西洋と東洋の魅力を併せ持つオーケストラの生演奏が舞踊を引き立てる。

神韻が表現する伝統文化、伝統美については、「いろんな民族の文化が混ざっており、何千年という歴史を感じます」と語った。

2006年に設立された神韻は今や8つの同規模の芸術団を持つに至り、それぞれ専属のオーケストラを擁している。2025年の世界巡回ツアーでも神韻芸術団は5大陸の200以上の都市を訪れ、共産主義以前の中国の伝統的な美しさを世界中の観客に届ける予定だ。

イタリア・ベルガモ市の著名な劇場「Teatro Donizetti」での神韻公演の様子。2023年4月7日撮影(張清颻/大紀元)
 
神韻公演会場で観客に手を振る当時の台湾副総統(現総統)の頼清徳氏(観客提供)
 

大紀元は神韻芸術団の後援として、2006年の芸術団創設以来、観客の声を伝えています。