【大紀元5月7日】陳水扁の側近である民進党立法院幹事長頼清徳氏はこのほど、「進展している中国国内の共産党脱退運動はまもなく中共を崩壊させるが、台湾政府は既に万全の対策を講じている」と述べた。これは陳水扁総統が5日に述べた「国家指導者として、全ての情勢と変化を把握しており、既に万全の体制を整えた」ことに対する具体的な説明である。
この頃、陳総統が見せた両岸問題に対する弱い姿勢は同党立法委員の批判を招いた。総統の側近は「中共をかつてない危機に晒した離党運動は一夜にして中共を崩壊させる可能性がある。この動向に陳総統は最大の関心を示している。中共が崩壊後、中国の再建問題に台湾は重要な役割を果たすだろう」とこのように解釈した。また、中共がもうすぐ崩壊するという時期に、中国の国民の信頼を得ることが急務であり、これも陳総統が最近中国に対して友好な姿勢を示したことの理由の一つであるとも見られている。
(記者・戴慧瑜)