【大紀元日本6月28日】中新ネットの報道によると、1980年代、中国の麻薬中毒による死亡者数は33.9万人に達していたという。現在は、全国73.5%の県・市・区に79.1万の麻薬常用者がおり、毎年、麻薬の購入に270億人民元が使われているという。また毎年政府が麻薬中毒患者更生に直接投入した金額は30数億人民元にも上っているという。
国家麻薬取締委員会の副主任張新楓氏の話によると、1998年から2004年までの六年間、63.8万件の麻薬犯罪を摘発し、32万人を逮捕し、さらにヘロイン、アヘン、麻薬の原料などをあわせて1704トン押収したという。
税関検査(Getty Images)
現在、国外の麻薬組織からの浸透や、国内の麻薬組織の増加、さらに麻薬の多様化により、短期間で麻薬を撲滅することは困難であると見られている。