【大紀元日本7月15日】日本三大火祭りの一つ、「那智の火祭り」が14日、和歌山県那智勝浦町で開かれ、燃えさかる50㎏の大松明を抱えた白装束の氏子たちが那智の大滝の石段を厳かに駆け上った。昨夏に「熊野古道」が世界文化遺産に登録されたことから、今年は過去最高の約一万人の人出となった。
この行事は、熊野権現という12の御神体が、扇神輿に身をやつし、かつて鎮座していた那智の滝のふもとに帰省する行事。そのため、別名「扇祭り」ともよばれる。有名な12本の大松明は12の御神体を迎え、滝のふもとへと先導する。