【大紀元日本7月31 日】米国航空宇宙局(NASA)は、前日スペースシャトルを打ち上げたとき、機体の断熱タイルが部分にはがれ落ちたことにより、スペースシャトルの飛行任務をしばらく停止することに決定した。中央社が伝えた。
ディスカバリーの宇宙飛行士が断熱タイルの破損状況について機外検査を行った。その後、航空宇宙局は次回の飛行停止を決定した。だが、航空宇宙局は、断熱タイルの剥がれにより、機体へ損傷を及ばなかったと指摘している。
シャトル計画部長のビル・パーソンズ氏は、「問題を解決するまで、シャトルの飛行は再開しない」と話した。
機体の損傷状況を検査するために、宇宙飛行士は、長さ15メートルのロボット・アームを使って、赤外線カメラとレーザーのスキャナー技術を利用して、ディスカバリー号の先端部と主翼を数時間かけて検査した。
ディスカバリー号の発射は、コロンビア号事故から2年ぶりに再開した宇宙飛行である。コロンビア号の空中解体事故は、断熱材のはがれ落ちたことによるものだと思われている。今回、ディスカバリー号の発射時に、断熱タイルの脱落を監視カメラ通じて見つかったことに、航空宇宙局の関係者はかなり緊張しているようである。