中国、退役軍人を不当逮捕

2005/08/02 更新: 2005/08/02

【大紀元日本8月2日】中国人民解放軍の創立記念日「建軍節」の8月1日、退役軍人が北京総政治局の信訪部(陳情取扱機関)に直訴。その後、警察に連行されたという。

現地市民の情報によると、早朝5時過ぎ、大量のパトカーが出現、大勢の警官が国家信訪局付近にある愛民街総政治局信訪部を厳重に包囲し、警戒線を張ったという。内部関係者のリークによると、当日1万人超の退役軍人が直訴しに来ると事前に察知したからだという。

正午になっても信訪部前には数十台のパトカーや数台の警察用マイクロバスが停車しており、2箇所の警戒ラインは依然として隔離されたままであった。総政治局の入口前では、20人余の退役軍人が直訴しようとしていた。

これらの軍人は退役後、国有企業での就職を命じられたが、国有企業が私有企業へと転換し、リストラされてしまった。軍人らはこれまでも何度か北京で陳情を行い、問題の解決を訴えていた。

(記者・趙子法)
関連特集: