【大紀元日本8月3日】中国広東省の珠江地区では、約20万人がプーアル茶の製造に従事しているという。「古ければ古いほど香りがよい」とのうわさから、10年を超えるプーアル茶は値段が高騰する。一部の業者は、1缶10数元(1元≒日本円14円)の新茶を、暗くて湿気が多い防空壕に置き、水を撒き散らしてから乾燥させる。数ヶ月後に、1缶100元 (約1400円) を超える値段に跳ね上がってから販売するという。
新唐人テレビの報道によると、広東省の悪徳業者らは、使わなくなったブタ小屋の湿気が多く不潔な環境のもとで、「陳年プーアル茶」を製造しているという。茶葉に付着するばい菌を増やすために、下水道の汚水を茶葉に撒き散らす。そうすることで、発酵期間が20日ぐらいに大幅に短縮され、その後茶葉に香料エッセンスを噴きかけ異臭を隠すことによって、「10年かけて作った」高級プーアル茶が出来上がる。さらに「野生」、「僑木」、「易武山」などの名称をつければ、値段は一段と高騰し、最高1缶2000元 (28,000円) 以上で売れるという。