北朝鮮、中国四川省から大量の豚肉を輸入

2005/08/03 更新: 2005/08/03

【大紀元日本8月3日】韓国貿易協会の統計によると、北朝鮮は、今年になって、ブタ連鎖球菌によって数十人の死亡者が出た中国の四川省から、2,100万米ドル相当の豚肉を輸入している。同時に、韓国政府の発表によると、現在、韓国では四川地区からの豚肉の輸入を中止している。

韓国の「連合新聞通信社」は、韓国駐在香港領事館の情報を引用して、次のように指摘している。韓国貿易協会の統計を根拠とすると、北朝鮮は去年中国四川省から2,310万米ドル相当の豚肉を輸入し、今年の1月から5月までに、四川省からさらに2,162 万米ドル相当の豚肉を輸入している。その上、北朝鮮は数十人の感染死亡者を出した原因不明の病気が発生する前の五ヶ月分として、さらに2,152万米ドル相当の冷凍豚肉を輸入している。

駐香港韓国領事館員によると、原因不明の伝染病が蔓延している四川省の資陽市は中国最大の養豚基地である。韓国政府当局の指摘では、調査してはっきり確認した結果、現在までに、韓国は四川地区から豚肉の輸入を中止している。

韓国の「朝鮮日報」による報道では、中国四川省の内江市と資陽市一帯で発生した原因不明の病気は、ブタ連鎖球菌が引き起こした伝染病であるという。

現報道時点で判明しているのは、感染例205件のうち、37人が死亡、18人が治療後退院、入院中の150人については29人が危篤状態であるという。

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