【大紀元日本8月10日】日本の野口聡一宇宙飛行士(40)ら七人を乗せた、米スペースシャトル「ディスカバリー」は米東部時間で9日午前8時11分(日本時間午後9時11分)、カリフォルニア州エドワーズ空軍基地に無事着陸した。帰還時に空中爆発事故を起こしたコロンビア以来、二年半ぶりのフライトは、史上初の船外機体修復という偉業を成し遂げ大きな成果を得た。着陸から7時間ほど後、乗員らが記者会見を行い、野口飛行士は「あすにでも宇宙に戻りたいぐらい」と充実したフライトの感想を述べた。
野口飛行士はスティーブン・ロビンソン宇宙飛行士とともに三回、20時間にも及ぶ船外活動を行い、耐熱タイルの修理試験や国際宇宙ステーションの姿勢制御装置交換に成功。船外活動でのシャトルの機体修理にも携わった。
ロビンソン宇宙飛行士は、船外機体修理の成功について、船外修理の可能性を大きく開いたと述べ、今回のフライトにおける技術力を高く評価した。乗員たちは、さまざまな問題点に遭遇しながらも、今回の成功でコロンビアの惨劇は、十分生かされたと確信しているようだ。