【大紀元日本8月27日】中国広州市郊番禹市魚窩頭鎮太石村の土地問題をめぐり、村民が8月16日に武装警察500人に鎮圧された事件に対し、魚窩頭鎮政府はこのほど公告を発し、警察が村民に暴力を振る舞ったことを否定した上で、村民が村の会計帳簿を見張る行為及び警察の村民連行に抗議した行為は不法集結だと言い渡し、3日間以内に村の財務室から撤去するようと命じた。村民らは、一方的な公告に対し、弁護士を通じて、中央政府に抗議する構えだ。
村民の話によると、村の土地面積は約3000ム-(1ムー=6.667ア-ル)で、その2/3は村の役員に売却され、さらにその売却金は行方不明となっている。村民は、法律「中華人民共和国村民組織法」及び「広東省村務公開体条例」に従って自分の利益を守ろうとしているだけで、不法行為ではない。警察の暴力によって重傷を負った二人は今、危篤状態にあり、政府の事実に背く公告に憤りを覚える。村民大会まで帳簿が転移されないように、毎日見張り続け、財務室からの撤去はしないと強調している。
村民は既に弁護士を見つけ、弁護士を通じて政府と交渉しようとしている。また、弁護士は、以前の経験によると、中共は公告を弾圧の前の警告として発するケースが多かったので、村民のこれからの安全を、非常に心配していると述べ、流血事件が再び発生しないように、世界各メディア及び人権組織の関心を寄せるよう呼びかけている。