【大紀元日本9月5日】中共は脱党ブームに迫られ、解体の道を歩み始めたが、崩壊の前に「台湾武力侵攻」により、世論の注目をそらす企みの可能性があるか否かについて、元広報局長・林佳龍氏と他の二人の専門家は、次のように指摘した。中共が台湾への武力侵攻論を打ち出したことは、中共が崩壊に瀕していることを示しているが、侵攻論において中共内部で意見の食い違いがあることは、中共の崩壊を速めるものとなる。台湾当局は、自己防衛を強化するほか、最もいい方法は、中共の「平和的発展」という虚言を暴いて、国際社会の関心を引き寄せることである。これにより、中共に台湾が警戒していることを悟らせることで、中共は敢えて妄動することができなくなるであろう。
去年12月末に二千余りの人が公に脱党してから、中共は、共産党の成立以来、最も深刻な崩壊の危機にある。彼らは、国内で厳しい情報封鎖を実施するほか、台湾の分裂で自身の内部危機を転嫁することを企てるために、反分裂法を通過させ、台湾に対して言論上の攻撃及び武力的な脅迫を同時に行う中で、連戦氏と宋楚瑜氏を大陸訪問に招いた。最近、中共は核戦争論を発表したので、多くの人たちは、中共の次の気が狂ったような行動は何なのか、と興味深く見守っている。台湾民衆の最大関心事は「中共は台湾に対して武力侵攻を実施するかどうか」である。
元広報局長・林佳龍氏は、次のような見解を示した。中共は、台湾武力侵攻によって内部危機を転嫁しようとするときが、即ち中共崩壊の時期である。この理由は、そのとき、内部反対者はきっと、最も早い時期に立ち上がり、中共の指令を執行しないからである。これも中共の最も弱い時期、内憂外患の情勢の下、結局、中共政権の崩壊が導かれるということである。
彼は、次のことを強調した。中共は台湾を攻撃する前に、相当なマイナスな反応を引き起こすので、台湾への攻撃行動は、必ず成功するとは言えないであろう。しかしながら、台湾はさまざまな自己防衛をしなければならない。これと同時に、中国の国民に、台湾民衆が民主・自由を求め、中国と平和共存、お互いの互恵を望んでいる願いを知らせなければならない。
林氏は、メディアに対して、中共の台湾への攻撃の企てを行動に移すことを避けるために、中共の内部真相及び脱党運動をもっと大いに暴露しよう、と呼びかけている。
台湾を訪問していた「大紀元時報」の副総裁・謝田氏は、次のような意見を発表した。中共は、崩壊する前に、台湾を攻撃する可能性はとても高い。共産党の歴史を見てみれば、共産党政権は、みな殺人が性癖となってしまった血に飢えた政権である。六・四事件当時、当時の_deng_小平国家主席は「20万人の命と、20年の平和(共産党政権の安定)を引換えよう」と言った。謝田さんは、中共は、世界の人々を死の絶境に導くばくちを打つことすらやる、と発言した。
謝田さんは、当面、最も有効な中共の武力侵攻防止は、中共の意図を公にし、中共のいわゆる「平和的な発展」の虚言を暴くことである。世界の人々が、中共の行動を見詰めているとき、中共は、初めて警戒心を持って、敢えて軽挙妄動を試みることができなくなるだろう、と語った。
台湾大学の明居正教授は、中共は台湾への武力行使は、間に合わないだろう、とみている。彼は「中共の崩壊するスピードは、自ら延命工作できるスピードより、遥かに速い。とりわけ、中共は台湾を攻撃しようとするとき、国際世論はきっと、台湾は今しっかりと民主制度を実行しているのに、なぜ中共は台湾を攻撃するのか、と疑問に思うであろう。従って、中共の内部は必ず分裂し、これはかえって崩壊を速める。特に中共の上層部は『台湾に対して勝手に攻撃するな。戦ったら、我々が先に崩れるだろう』という見方が、ずっとあるので、明居正教授は、中共の上層部は現在、進退きわまった状態にある」と語った。