【大紀元日本10月6日】インドネシア捜査当局はこのほど、1日にバリ島で起きた爆弾テロで死亡した22人、負傷した104人の写真を公開した。中に爆発実行犯と見られる3人の容疑者も含まれている。遺体の損傷が激しいものの、頭髪と皮膚から3人は20代のインドネシア人と見られる。
写真の公開に先立ち、監視カメラが撮った爆発実行犯と見られる黒いTシャツにジーンズの男の写真が公開された。監視カメラでは、男がレストランへ入り、自爆を実行する様子は録画されている。
捜査当局は先週、国際テロ組織アル・カイダと関係あるジェマア・イスラミア(JI)に対して既に本格的な捜査に着手していることを明らかにした。
さらに死亡した3人の爆発実行犯のほか、遠隔起爆装置を持つ共犯者がいることも明らかにされた。自爆テロの場合、通常爆弾を身に巻き付けた人とは別に、離れたところで携帯電話で起爆する人がいる。当局は共犯者がバリ島に隠れているとの見解を示した。現場の目撃者らに事情聴取を行っているが、逮捕につながる有力な情報をまだ得ていないようだ。
インドネシア国家警察総長のスタント氏は、各警察機関に対して、最高レベルの安全警戒令を発した。