パキスタン:死亡者数4万、負傷者6万超す

2005/10/11 更新: 2005/10/11

【大紀元日本10月11日】パキスタンの政府高官が10日、地震でパキスタン東北部地区に3万から4万人が死亡、6万人が負傷したと、AFP通信に対して明らかにした。

軍部のサルタン報道官が、被害が甚大なカシミールのムザファラーバ村の地域で、ある世代の人々が全て亡くなったという。

深刻な被害に伴うのは怒り。手で懸命に瓦礫を掘り起こして、生き埋めされた親友たちを助けようとした人々が、無効な結果に挫折して、絶望感に満ちた。

現地住民アクラム・シャーさんは「全てがなくなった。人々が生き埋められ、彼らを探すのに、だれも私たちを助けようとしない」と語った。

バラコットの住民で、生還したモハマッド・ザヒールさんは、「地震には生き残ったが、飢餓と寒さで死ぬかもしれない」と語った。

国際救援チームはすでに現地に到着、数万人の負傷者を収容するための現場病院を設置している。

世界各地からの援助も送られている。米国の5千万米ドルの援助のほか、世界銀行が2千万、アジア発展銀行は一億米ドルの援助を約束した。

(AFP通信)

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