【大紀元日本12月4日】 米海兵隊当局が1日に発表したところによると、イラクのファルージャ西部の都市で爆弾により米海兵隊員10人が死亡、11人が重軽傷を負った。イラク駐留多国籍軍スポークスマン、バリー・ジョンソン米陸軍中佐は、「海兵隊員らが1日夕刻、ファルージャの街路を哨戒していたが、攻撃は野戦砲の実弾も搭載されており、多数の死傷者を出す狙いだった」と述べた。VOAが2日伝えた。
1日の死傷者数は8月3点xun_ネ来最悪。8月3日は、米海兵隊予備役14人がイラク西部のハディサで爆死した。30日には、ファルージャの街中で海兵隊2人が小銃狙撃により戦死した。米軍当局によると、米海兵隊は12月5日の普通選挙を控え、ファルージャとその近郊を哨戒している。ファルージャはバグダッドの西部50kmに位置し、反政府勢力スンニ派の拠点として知られる。長く暴徒と外国人テロリストの温床となりイラク民主化の障害となってきた。
13ヶ月前、米海兵隊が指揮するイラク駐留米軍がファルージャで大規模な掃討作戦を行った。それ以来、米軍当局とイラク政府は同地区の復興作業にあたっている。米軍は現在、選挙に備えアンバー州の首都ラマディ近郊で掃討作戦を行っている。これに呼応してイラク内務省は、少なくとも17日までイラク人以外のアラブ人の入国を禁止すると発表した。これまで米軍とイラク当局は、アラブ人が自爆テロの原因であると非難してきた。米軍当局は1日「自爆テロは昨月、過去7ヶ月で最低件数を記録した。これは駐留米軍とイラク治安部隊の掃討作戦の成果である。アンバー州のユーフラテス川沿岸地域を掃討する作戦が功を奏している」と述べた。