【大紀元日本12月7日】国際選挙監視団は、4日のカザフスタン大統領選における現職のナザルバエフ大統領の圧勝について不備を指摘した。欧州安全保障協力機構から派遣された選挙監視員は5日、選挙は国際基準を満たしていないと指摘、得票水増しや重複投票、脅迫などの不当投票行為を挙げた。しかしながら、ロシア連邦の選挙監視員は、「選挙は公平で有効」であるとした。VOAが伝えた。
カザフスタン中央選挙管理委員会による選挙結果の発表では、ナザルバエフ氏は91%の得票率をもって圧勝し、対抗馬はザマルカン氏で6%の得票率でしかなかった。ザマルカン氏は、投票の計数は不正あると申し立て、投票結果の無効を求めた。同氏は、同国が独裁主義体制から全体主義に転向していると警告した。