【大紀元日本12月14日】中国衛生部はこのほど、中国で現在移植に使用されている臓器の多くが死刑囚から採取したものであることを認め、今後関連法案の改正に取り組む方針を明らかにした。香港星島日報が報じた。
報道によると、中国政府は死刑囚の臓器を採取していることを初めて認め、死体移植(臓器移植の95%)のドナーのほとんどが死刑囚だという。
また、中国のある化粧品会社は死刑囚の遺体から採取した皮膚を化粧品の原料として使用し、ヨーロッパに販売しているという。この会社のエージェントの話によると、死刑が執行された死刑囚の遺体から皮膚を取り、コラーゲン蛋白を抽出し、リップとスキンケア用品に使用されているという。
中国の死刑に関する統計は公表されていないが、アムネスティー・インターナショナルの調べによると、2004年の中国における死刑執行件数は、少なくとも3600件。毎年1万件近くの死刑が執行されているとする説もある。