【大紀元日本1月8日】今冬は例年になく真冬の到来が早過ぎたうえ、20数年ぶりの豪雪により、日本全国にわたり積雪記録を更新。調べによると大停電、JR脱線、大事故などにより死者は全国で60人、重軽傷者1100人に上り被害は深刻になっている。長野県では25年ぶりに自衛隊が大雪により災害派遣され、豪雪の状況調査や道路の除雪作業などにあたった。
気象庁によると、北日本から西日本にかけて非常に強い寒気が入り、各地で記録的な積雪となり、今日の午後1時現在までに新潟県津南町で379センチの積雪を観測した。内閣府のまとめでは、雪の重みで全壊または一部破損した家屋は537棟。50平方メートルの屋根に2メートルの積雪で約20トンの重みがかかるとも言われている。
雪国でも驚くほど積もった雪道を歩く子どもたち(AFP/Getty Images)
調べによると、大雪による大きな被害は1963年の死者・行方不明者231人、1981年の死者・行方不明者152人、重軽傷者2158人以来25年ぶり。
7日朝、陸自松本駐屯地の部隊113人が県の要請に応じて飯山市に向かい、今回の大雪による全国で初めての災害救助を展開した。
気象庁は、強烈な寒波による影響で、北日本の日本海側や北陸地方、甲信地方北部で8日夕方にかけて、なだれや家屋倒壊への厳重な警戒を呼びかけている。