【大紀元日本1月13日】サウジアラビアで12日、イスラム教の聖地メッカで石投げ儀式に参加していた巡礼者が将棋倒しとなり、少なくとも345人が死亡、289人が負傷した。中央社が伝えた。
ミナ総合病院の職員によれば、約600人の死傷者が病院に運ばれた。その多くは東南アジア諸国からの巡礼者。
内政部によると、今回の事故の原因は、メッカ近郊のミナにあるジャマラット橋の東入り口で、巡礼者の荷物が落ちたことであるとみられている。事故後、当局は直ちに現場の整理を行い、数時間後には橋の通行が回復、石投げ儀式は再開されたという。
今年のメッカ巡礼には250万人のイスラム教徒が参加。サウジアラビアは1990年に石投げの儀式で死者1426人を出して以来、事故防止の対策を講じてきたが、再び今回の悲劇が起きた。