【大紀元日本1月29日】鶏が退き、犬が登場、新年が明けた。だが、太陰暦の中国の丙戌年が1月29日より始まり、日本の年始は中国の年末だ。去る一年を表す漢字に、日本は「愛」が選ばれたが、中国はどうなるだろう。
去る一年の中国は、地震、豪雨、豪雪、洪水、台風、汚染、鳥インフルエンザなど、天災が相次いだ。しかし、天災より人災だ。世の秩序が乱れ、官僚の腐敗や横領がひとしお狂い、民衆の抗議運動が諸所で起り、そして権利維持者や異見者らに対する中共の血腥い弾圧も終始一貫、日に日にエスカレートしていた。
天変人異だった昨年を概括するに、「暴」の一字がもっとも相応しいようだ。自然が暴れ、世には暴言や暴力が満ち溢れ、とりわけ中共の暴虐は世界を瞠目させた。赤裸々に暴戻をきわめ暴政を行う中共に対し、国民の幻想が暴落、その暴挙に忍えきれない民の憤りが暴騰する一方で、中共を葬るマグマの大暴発も臨界点に近づいた。
「天垂象、見吉凶、聖人象之」(『繋辞』)。古代の君主は天象を観て政事を行い、天災や人災がしきりに起これば、祭壇をもうけ天に謝りつつ自省するものだった。しかし、もとより反人類・反宇宙で一途に暴走している異物の中共にとって、「天垂象」を観る目もなく、滅びる前にひたすら暴れることしかできないようだ。
中共は「暴」をもってかろうじて昨年を締めくくったが、今年もやはりこの「暴」が主役となるのか。新年を迎えた今、その関連組織からの離脱者が700万人を越え、民衆の精神覚醒運動は旭日昇天の勢いだ。悪魔の中共はすでに生存の根底を失い、いずれ人類から除去されてしまう。したがって、中共の丙戌年は「暴」の連発というより「衰」あるいは「滅」がより当たりそうだ。
新春始動、万象一新。『九評共産党』の更なる普及、中共唾棄運動の高揚、民衆の大覚醒、これらは天が中共を滅ぼすという「天象」に導かれつつ、強靭な勢いと斬新な風貌で勇往邁進している……五千年の歴史を背負った中華の大地、そして青い星である地球に、燦爛たる新紀元の曙光がいよいよ射し出す。