米通商代表、対中貿易赤字で知的財産権問題を指摘

2006/02/18 更新: 2006/02/18

【大紀元日本2月18日】ロブ・ポートマン米通商代表は14日に提出した報告で、米国は対中経済関係において新たな段階に入ったと指摘、ワシントン当局は中共政権にさらに圧力を掛け、中国に自由貿易の規則を遵守するよう促した。VOAが伝えた。

米政府が10日に公表した数字によると、2005年米国の対中貿易赤字は2000億米ドル、米国の一国家に対する過去最高の貿易赤字となった。報告書では、対中貿易の不均衡について、「中国は知的財産権について、世界貿易機関(WTO)加入時の市場開放時に承諾した遵守事項を不履行」と指摘した。

ポートマン氏は、ワシントンで「対中特別貿易執行委員会」を設立することを発表し、「貿易交渉代表1名を北京に派遣し常駐させ、各国の貿易政策の改善、協調を促す」構想を示した。これに対して中共関係当局は以前、「中国の安価な製品は米国消費者に、1000万米ドル以上の恩恵を与えている」と弁解した。

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