【大紀元日本3月9日】厳しい安全検査が敷かれている全国人民代表大会(全人代)と全国政治協商会議の両会期中、直訴者5人が公安当局の封鎖を突破し、人民大会堂への進入を図ったが、警官に逮捕され未遂に終わった。他にも不審な事件が多発しているという。
博訊ネットによると、5人は50代から60代の男女で、7日に人民大会堂の周囲に張られた警戒線を乗り越え、大会堂に走ったが、門の25メートルまで近づいたところ、警官に取り押さえられた。手に持つビラが公安当局に強奪され、直訴者らの訴求はまだわからない。その前日にも、直訴者2人以上が警官に逮捕された。
一方、大会が開かれる前夜、北京市朝陽区東三環国貿橋南にある中国民用航空総局空中管理局の駐車場で、中型バスが朝方2時半ごろに突然炎上し、爆発した。火の手は瞬く間に、隣の停車車両に燃え移り、周辺の交通が一時間以上麻痺した。公安当局は放火事件とみて、調査を始めているという。