イタリア首相:毛沢東時代、中国で子供を茹でていた

2006/04/03 更新: 2006/04/03

【大紀元日本4月3日】来月の国会衆参両院選挙の選挙活動で奔走するイタリアのシルヴィオ・ベルルスコーニ首相は先月26日、「毛沢東時代、中国共産党は子供を茹でていた」と発言した。首相は南部の選挙集会で「『共産党の黒い記録(The Black Book of Communism)』を読んでみたまえ。彼等は子供を煮て殺し、田畑の肥料にしたと書いている」と述べた。

イタリアでは4月9日と10日に議会総選挙があり、民意調査の結果、ベルルスコーニ首相と対立する中道・左派連合の「オリーブの木」が有利となっているようだ。ベルルスコーニ首相は、「反対派連合の中には三つの共産党と自称している政党が含まれている」と述べ、反対派が当選した場合は税率を切り上げる計画をしていると指摘した。選挙日が迫っており、双方の言論は次第に激しくなりそうだ。

「共産党の黒い記録」は、1997年にフランスで出版された書物で、同書は「毛沢東統治時代、1959年から1961年までの間に中国では飢饉が頻繁に発生し、死亡者数は数千万人に上った」と記載している。

注 イタリア野党=中道・左派連合「オリーブの木」にはイタリア民主社会主義者(SDI)、イタリア共産主義者党(PDCI)などの共産主義政党が入っている。 

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