中国、新たな国際的麻薬密売の中心地

2006/05/14 更新: 2006/05/14

【大紀元日本5月14日】経済的に豊かな都市部住民の間では、コカインエクスタシーなどの麻薬が氾濫し、麻薬常用者が増え続けている。現在の中国は、国際的な麻薬密売の中心地となりつつある。

ドイツ放送ドイチェ・ベレ(Deutsche Welle)によると、中国南部のある麻薬中毒者の更生施設では、麻薬常用者4000人以上を収容している。ある女性(26)は、麻薬常用歴が既に7年に達し、売春で麻薬の代金を稼いでいた。最初、好奇心から手を出し始めたという。

官製側が公表したデータによれば、中国国内での麻薬常用者は約85万人であるという。しかし実際には300万人を超えているとの説がある。50グラムのコカインを密売すると、死刑判決を下されるが、麻薬密売の利益率が非常に高いため、多くの密売人が高いリスクを承知で暗躍している。

また、報道によると、最近、南米の麻薬密売組織は中国に浸透している。それに加え、麻薬の供給源は、東南アジアの「ゴールデントライアングル」だけではなく、アフガンや、パキスタンなどの密輸ルートも開拓され、中国国境沿いの14カ国から、麻薬が密輸されているという。

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