【大紀元日本6月13日】中共の胡錦涛・国家主席は11日、北京で日本の宮元雄二大使と面会した際に、「条件が整えれば、一定の時期に日本を訪問する用意がある」と語った。胡主席の就任以来、訪日を言及したのは初めて。
評論家は、中共政権が指す「条件」は、日本の首相による靖国神社の参拝の停止することであると分析している。
中国外交部の報道官は、日中両国の関係改善を望んでいると発言していた。
現時点において、両国の指導者は来月の八ヶ国首脳会議で会談する兆しがみられていない。
両国の関係が冷え込む中、小泉首相と胡錦涛・国家主席が最後に顔を合わせたのは2005年のジャカルタでのAPEC会議の時で、以来トップ間の正式会談は行われなかった。
一方、自民党の大物政治家で、政調会長の中川秀直氏のほかに、経済産業省の二階俊博大臣、橋本竜太郎元首相などの親中派が、本年2月から相次ぎ中国を訪問。小泉首相が9月で任期満了のため、ポスト小泉をめぐる論戦は熱くなり始めている。一方、日本と東アジア諸国との関係問題は、次期内閣の重要課題になるとの見方が強まっている。