中国寧夏地区中衛市:致死性鳥インフルエンザ・ウィルスが流行

2006/07/02 更新: 2006/07/02

【大紀元日本7月2日】中共当局は1日、中国西北部寧夏地区の野鳥から、鳥インフルエンザ感染を新たに発見したと発表した。中共農業部によると、これは致死性の病原性H5N1型鳥インフルエンザ・ウイルスが中衛市で流行したものだという。しかし現在、野鳥の感染規模は不明で、家禽感染の有無もまだ分かっていないという。

この1年間、中共当局の報告によると、(中国)全国の各地では、野鳥・家禽が鳥インフルエンザに感染した症例が40近く報告されている。これまで中国で鳥インフルエンザに感染した人は、合計で19人であり、内12人が死亡した。

世界保健機関(WHO)によると、H5N1型鳥インフルエンザ・ウイルスは2003年にアジア地区で頻繁に出現し現在に至っており、少なくても130人が死亡したという。また、死亡したケースは、殆ど動物を仲介媒体にした感染であることから、医療専門家らは、同ウイルスが変異して、人から人へ感染する可能性が高いことを強く懸念している。

関連特集: