【大紀元日本7月4日】北京副市長・劉志華氏はこのほど、「生活が堕落し、党規に違反した。非常に悪い影響を及ぼす。証拠も確実に揃えた」との理由で解任された。最新の情報によると、中共が握っている確実な証拠とは副市長の乱倫ビデオであるという。
香港紙の報道によると、劉志華氏は、ある大型建設プロジェクトの処理で敵を作ってしまった。そのため、罠に嵌められ、ある女性との性交の全過程をビデオに撮られた。そのビデオが後に中共高層指導部に送られたという。
同紙は、このビデオの映像が過激で、巷のAV作品も顔負けであると報じた。ある中共幹部は「中国のビジネス業界は戦場と化し、政界は野獣の戦場となっている」と騙しあいによる権力闘争の激しさを語った。
今回の劉志華氏の失脚は、「北京摩根中心(北京モーガンセンター)」という企業が絡んでいると報じられている。「北京摩根中心」は、ホテルとオフィスビルを各1棟、高級マンションを3棟建設する予定だったが、2003年(平成15年)10月に資金問題で建設を中止した。北京市は今年1月、強制的にその建設用地を回収し、公売に出し、結局別の企業が5月に18億元(日本円約252億円)の高値で落札。「北京摩根中心」は、多大な損失を負ったため、中共高層指導部に直訴し、北京市高等法院(東京地裁に相当する)で行政訴訟を起していた。