みずほ証券、株誤発注で東証を提訴の方針固める=関係者

2006/10/17 更新: 2006/10/17

関係者によると、みずほ証券は昨年12月のジェイコム式の誤発注で発生した巨額損失について、東京証券取引所に対して404億円の損害賠償請求を東京地裁に起こす方針を固めた。

みずほ証券では、8月18日に東証に対して404億円の損害賠償を求める催告書を提出、支払い期限を9月15日までとしていたが、東証は支払いに応じなかった。東証は今月16日に誤発注は取引参加者規定のうち損害賠償の必要な重大な損失に当たらないとして、みずほ証券に対して、支払いを拒否する回答書を送った。このため、みずほ証券は民事訴訟を起こす方針を固めた。

今回の訴訟に関して、みずほ証券の広報担当者は「回答書の内容を十分にみせてもらって対応を検討するとしか言えない。現在のところ決定した事実はない」としている。

ただ、複数のみずほグループ幹部は、「この問題は司法の場で決着をさせるしか方法がない。近く司法の場で決着をつけることになるだろう」としている。また、提訴の具体的な時期については、「現在検討しており、決まっていない」としている。

[東京 17日 ロイター]
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