米メディアの報道によると、7日行われた中間選挙の州知事選では、ニューヨーク、オハイオ、マサチューセッツ州で民主党候補が共和党候補を破り、民主党が2008年の大統領選に向けてカギとなる主要州で地盤を固めている。
メディアの予測によると、ニューヨーク州では、民主党から出馬したスピッツァー司法長官が退任を表明していた共和党のパタキ知事の後任に当選した。同州ではここ10年間で初めて知事のいすが民主党に渡ったことになる。
04年の大統領選でカギを握ったオハイオ州では、下院議員を6期務めたストリックランド民主党候補が16年ぶりに知事選を制する見通しだ。
大統領選で民主党に忠実な州の一つであるマサチューセッツ州でも、民主党候補が16年ぶりに知事職を共和党から奪還し、同州初の黒人知事が誕生する見込み。
その他、知事選が行われた36州のうち大勢が判明しているところでは、イリノイ、ミシガン、ペンシルベニア、ニューハンプシャー、オクラホマ、ワイオミング、ニューメキシコ、テネシーの諸州では民主党候補が再選される見通しで、ジョージア、ネブラスカ、コネティカット、バーモント州では共和党現職が当選する見込みとなっている。
改選前の勢力分布は50州のうち共和党知事が28州、民主党知事が22州だった。[シカゴ 7日 ロイター]