【大紀元日本12月12日】ギリシャ南部アンティキチラ島沖で見つかった2100年前のものとみられる青銅製の装置が、足し算や掛け算などの複雑な計算のほか、太陽や月の数十年間の運動を予測出来るほどの精巧な計算機だったことが1日までに分かった。このスーパー計算機はローマ時代、船の海難事故により海底に沈んだが、100年前にダイバーに発見された。ギリシャと英米両国の科学者らは、発見された装置の研究に取り組み、その機能の素晴らしさを明らかにした。
科学者らによると、ギリシャ人によって製造されたこの計算機を上回るほどの装置は1000年以上発明されていないという。
イギリスの天文学者マイク・エドムンズ氏は、「この計算機の設計は、とても素晴らしい。古代人の創造力、及び解明されたこの計算機の機能には、みな驚嘆している。この計算機の存在は、古代ギリシャ人がすでに最先端の科学技術を持っていたということを意味している
海底から発見された残骸から復元された模型(AFP)
」と述べた。