【大紀元日本12月22日】北京で先週開かれた国際養子縁組会議で、中国養子縁組事務監督機構の「中国養子縁組センター」が中国の児童を養子縁組と希望する外国人に対して、年齢、体重、健康状況、教育背景、結婚状況と経済能力などに関する新たな規定を発表した。新規定は来年5月1日から実行するという。この規定により、養育者の生活習慣や健全な養育に重点が置かれ、肥満症、未婚夫婦及び50歳以上の夫婦は中国から養子を引き取ることを不可能となるため、申請者がもっとも多い国の米国とカナダなどの国で注目されている。
米国際養子縁組希望者協会がホームページで発表した統計数字によると、中国人養子を希望する外国人の数は、今年の希望者はすでに2万人に上り、中国国内の孤児数の2倍に相当する。待ち時間は平均15ヶ月であるという。
情報筋によると、新しい規定の中で特に肥満症の外国人は養子縁組の希望者枠から外れるという項目が注目されたという。一部の国際養子縁組団体はこれに対して差別であると指摘したが、中国の国家主権の範囲内で決定されたことで最終的に仕方なく了承したという。