【大紀元日本12月23日】北京の大学卒業生就職指導センターが9日に公表した「2006年北京・大学卒業生給与調査報告」によると、大学卒業生の平均初任給は、2000元(日本円約3万円)をわずかに上回る程度であった。
今回の卒業生の給与に係る調査は、1年をかけて行われ、北京地区にある26の大学・専門学校の卒業生に対して訪問を行い、1万4000余りのアンケートを配布して実施された。
調査対象について、対象の3%が博士、25・2%が修士生、43・2%が本科生、28・6%が専門学校生であった。
調査によると、2006年における北京の大学生の平均初任給は2262・31元で、業務実習後(正式採用後)の平均給与は3032・54元であった。
初任給の階層区分を見ると、1000元未満が24・8%、1000元以上2000元未満が40・9%で、両者の割合が65・7%に達していた。すなわち、3分の2近くの卒業生の初任給が2000元以下であった。このほか、2000元以上3000元未満が16%、3000元以上が17・4%であった。
また、卒業生の最低初任給が150元、最高が22500元で、格差は150倍に達していた。