韓国の韓明淑・国務総理が率いる「新首都建設推進委員会」は12月21日の会議で、韓国の行政首都を現在の北部寄りのソウルから、中部の「忠清南道」へ移転することに決定し、新首都の名前を「世宗(Sejong)」に決定したと発表した。
韓国「新首都建設推進委員会」の関係者によると、新首都名を「世宗」に決定した理由として、まずは発音がはっきりしており、英文名も簡単明瞭で、国際感覚に満ちていることである他、字の意味から「世界のトップ」を示していることであるという。
さらに、韓国「朝鮮王朝」第四代の王が「世宗大王」と呼ばれており、世宗大王が執政期間において、現代の韓国文字を創造し、多くの建設を成し遂げたことによって、韓国人に民族の自信をさらに高めたいということも決定の理由の1つであるという。
韓国の行政首都移転の方針は盧武鉉(ノ・ムヒョン)韓国大統領が打ち出したもので、移転計画は2030年に完成する予定。