【大紀元日本12月26日】トヨタ自動車の渡辺捷昭社長は12月22日、2007年における世界販売計画を934万台で、世界生産計画は942万台と発表した。2006年の見込みに比べて、それぞれ6%と4%の増加であり、世界首位の米ゼネラル・モーターズ(GM)を抜き、世界一になる見通し。
一方、GMは2006年の生産計画が918万台だったが、来年は大規模の増産はないと専門家らがみている。実際、GMは少し前に2008年までに数箇所の生産工場を閉鎖すると発表し、3万人の職員がリストラされる予定であるという。これに対して、トヨタは2010年に6箇所の工場を増設することを発表した。渡辺社長は「米国現地生産による雇用拡大や社会貢献などにも力を入れ、米国で市民權を得るよう努力したい」と語り、米国市民の動向を重視する姿勢を示した。
トヨタは2003年に米フォード・モーターズに取って代わり、GMに次いで世界2位の自動車生産メーカーになった。今のところ、フォードは米国内において、GMに次いで第2の自動車生産メーカーではあるが、トヨタは2007年上半期にフォードを追い越すとみられる。