【大紀元日本12月31日】インドネシアのジャワ島沖合いで現地時間29日に起きたフェリー沈没事件は、31日の時点、すでに109人が救出されたが、残り500人はいまだ行方不明。救援活動はまだ続けているという。
沈没したフェリー「セノバティ」の乗客人数はまたはっきりしていないが、インドネシア交通部部長はBBCに対して、57人の乗員を入れて628人であると話した。同部長によると、「セノバティ」は1990年日本で製造され、最大収容人数850人である。また、救助活動は7日間も続ける予定だという。
海軍当局のシマボラ大佐は30日現地のラジオ局の取材に対して、フェリー「セノバティ」はカリマンタンのクマイへ向う途中、暴風雨に遭い沈没したことを明らかにした。
シマボラ大佐によると、救急隊はヘリコプターおよび船舶を利用して救助を行っているが、悪天候による約6メートルの高波と視界が極めて低いことから、救助活動は難航しているという。
船舶はインドネシアにとって島と島の間の交通手段であるが、船舶の老朽化および安全航行に不備があったりするために、海難事故が多発している。つい前日の28日に、同国のスマトラ島沖合いで、死者4人と行方不明者14人の海難事故があったばかりだ。