【大紀元日本1月3日】英国気象専門家は、地球温暖化とエルニーニョ現象の二重影響を受けて、2007年において、世界は極端な気象変化が起こるとし、気温も1998年の記録を超え、史上でもっとも熱い1年になると予測し、インドネシアは干ばつに見舞われ、米カリフォルニア州では水害が起きると警告した。
英国の「ザ・インディペンデント」紙によると、英国東アングリア(East Anglia)気象研究センターのフィル・ジョンズ(Phil Jones)主任は、イギリスにおいて、1659年以降、もっとも暑かった年が6年間連続気温上昇し続けた2006年だったが、2007年は状況がさらに悪化すると警告した。
ジョンズ氏は取材に対して、エルニーニョ現象による地球規模の温度上昇は、10年に1-2℃の上昇頻度として、さらにその他のすべての要素を総合すると、2007年の気温は昨年より高くなるだけではなく、これから先の1年間が史上でもっとも暑い時期になると示唆した。
一方、1988年に米科学者ジム・ハンソン氏は、2007年の地球温暖化の状況はコントロールができなくなると予知し、人類が迅速に二酸化炭素の排出量を減少しても、地球温度の上昇を抑えることはできなくなるとの見解を示した。
ハンソン氏は、人類は、これからは石油を絶えず燃焼してはならないと主張し、石油を燃焼し続ければ、地球を徹底的に変えてしまい、北極圏は雪も氷もなくなり、海水が上昇し、多くの生物が滅亡すると警告した。